kousukuの日記

映画・音楽・スポーツの感想を綴っていきます。

「社会の窓」ってまだ使われているの?

 「社会の窓」っていう言葉、よくよく考えてみると不思議ですね。

今の若い人がこの表現を使っているのかは知りませんが男性のズボンのファスナーのことです。

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「社会の窓」の語源

語源を調べてみると以下のものにヒットしました。

社会の窓とは男性が履くズボンの前部にあるファスナー(ジッパー、チャックともいう)のことである。これは1948年(昭和23年)~1960年(昭和35年)にNHKラジオが放送した番組『社会の窓』からきている。同番組は社会の内情を暴きだすという内容であった。これが大事なものが隠された場所という解釈になり、男性の大事な部分が隠されているズボンのファスナーを社会の窓と呼ぶようになった。なお、トイレ以外でファスナーが閉じていない状態を社会の窓が開いているという。

社会の窓(しゃかいのまど) - 日本語俗語辞書

「社会の内情を暴きだす」→「男の内情を暴きだす」に変化してズボンのファスナーを指すようになったということなんですね。子供のころからよく使っていましたが、ニュアンスが面白くて深く考えずに使用していました。外国の人とかどう思うのでしょう。やっぱり面白いから受け入れられるのかな?

「社会の窓」の思い出

高校時代、怖い先生の「社会の窓」が全開な時がありました。何故か黙っている訳にはいかないと思い「先生、社会の窓が開いてます」と小声で伝えたことがあります。そしたらその先生が「おーありがとう、ありがとう、お前いいやつだ」と大声でホメてくれて、何故かこっちが恥ずかしい思いをしてしましました。小声で言わなければよかったと思っています。

 

現代の「社会の窓」はスマートフォン

今の時代、社会の情報や人との繋がりはほとんどスマートフォンで行っています。現代人にとっての「社会の窓」は「スマートフォンの画面」。そしてアイコンが「社会の小窓」。

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みんな「社会の窓」を覗いる

朝の通勤で電車に乗るとほとんどの人が「社会の窓」を覗いています。だいたい8割の人が覗いています。新聞紙を綺麗に折りたたんで読んでいる人は少なくなりました。こんな小さな窓から社会の多くを覗くことが出来るってすごいなー。昔の「社会の窓」もすごいのですが今の「社会の窓」も負けないくらいすごい。