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kousukuの日記

映画・音楽・スポーツの感想を綴っていきます。

映画『複製された男』感想 真実は見抜けなかった ※ネタバレあり

Netflix『複製された男』

 

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(C)2013 RHOMBUS MEDIA (ENEMY) INC. / ROXBURY PICTURES S.L. / 9232-2437 QUEBEC INC. / MECANISMO FILMS, S.L. / ROXBURY ENEMY S.L. ALL RIGHTS RESERVED.

作品情報

公開:2013年

時間:1時間30分

監督

eiga.com

主なキャスト

ジェイク・ギレンホールが大学教授と映画俳優の二役を演じます。

大学教授:アダム(ジェイク・ギレンホール)

アダムの恋人:メアリー(メラニー・ロラン)

アダムの母 :キャロライン(イザベラ・ロッセリーニ)

映画俳優:アンソニー(ジェイク・ギレンホール)

アンソニーの妻:ヘレン(サラ・ガドン)

 

あらすじ

歴史教授のアダムは、同僚の勧めから「道は開かれる」という映画をなんとなく観てみることにした。始めは気付かなかったが、そこには自分と瓜二つの人物が出演している。奇妙に思いその俳優の事務所を訪れ、住所を突き止めてから接触するという行動に出た。相手のアンソニーもあまりにも似ていることに驚き、胸の傷も同じことから更に謎は深まる。アンソニーは、アダムと自分が同じことを利用してアダムの恋人メアリーと一夜を共にするということで、それを最後にもう接触しないという取り引きを願い出る。それとなく取り引きを了承したアダムは、自分もアンソニーになりきり彼の妻ヘレンと接触することとなる。

 

感想

とても不思議な作品でした。

わかり難くかったのでシネマトゥデイさんの記事にお力をお借りしました。

www.cinematoday.jp

冒頭は大学の歴史教授アダムが講義で「独裁者と支配」について生徒に話ししているところから始まります。

「独裁者と支配」がテーマなのか?という風に観ていても独裁者らしき人物は登場してきません。唯一それと感じられるのは男と女の関係です。

大学教授のアダムは独身でメアリーという女性と気ままな関係で暮らしています。一方俳優のアンソニーは妊娠6ヶ月の妻とそれなりに裕福な生活を送っています。ただ、アンソニーには秘密クラブに出入りしているという闇の部分があります。秘密クラブでは男たちの前で裸の女性がお腹の大きく膨らんだ蜘蛛をハイヒールで踏みつぶそうとしているシーンが流れます。

クモはいったい何を意味しているのだろうか?何かの象徴にのように作品中に何度か出現します。

ラストで妊婦のクレアがクモに化けてしまうので、クモは妊婦を表していて、そして男への支配を意味しているように思えます。

もう一つ意味ありげに映るアイテムでハイヒールがあります。それは女性のセックスシンボルの様に思えます。

大学の講義でアダムは古代の2つの支配方法を述べています。

1つは、パンと娯楽で支配する方法、もう1つは、教育の制限で知識を与えず支配する方法です。

アダムとアンソニーはは、それぞれ別の方法で女性に支配されていて、それをクモ(指輪も)とハイヒールという2つのアイテムで表しているのだと思います。

アダムとアンソニーは全く同じ人物です。しかしその支配の方法により個性が異なり、その支配が同じになれば個性も近いものになる同一になるということを描いている。

実は支配されているという表現は厳密には違っていて、支配を求めているという方が分かりやすいかもしれません。

まず、母親のからの支配があり、次のその逆の支配を求め、その支配下に置かれれば、また別を求める。

この作品を二重人格とみる見方もあるようですが、同じ時間帯に別のところにいたり、ホテルで面と向かってあっているのでその解釈は無理があるのかなと感じています。まったく同じ人物を登場させ人格の二面性を表したものと考えた方がスッキリします。

邦題の「複製された男」が先入観としてあるので、双子なのか、それともクローンなのかという結末を期待してしまうのですが、どちらでもなく、「もし同じ人間が存在し、その人物同士が出会った時に湧き上がる入れ替わりの欲望」で人間がもつ逆の支配への欲望を描いる。

最後の妊婦ヘレンがクモに化けるところは女性の方がどう感じるのでしょう?いろんな観方がありそうです。ちょっと難解で考えてしまった作品でした。未だに???の箇所はあります。

予告動画

youtu.be

「脳力が試される究極の心理ミステリー あなたは一度で見抜けるか」とういフレーズが入っているのですが、残念ながら見抜けませんでした。