今週の日曜に親知らずを抜く予約をしています。歯科医院では痛い思いが2度ほどあり、ちょっと緊張気味です。今回は歯科医院での2度の痛い思い出を書きたいと思います。
高校一年の春
一度目の痛い思いは高校に入学したての頃で、奥歯の治療の時です。結構進行していたので神経を抜くということになりました。その医院は麻酔を極力しないで治療を行うという方針でこの時は麻酔無しで行うということでした。(今もあるのかな?)「痛いけど一瞬だから」と言われ「一瞬なら大丈夫だろう」と安易に納得してしまいました。神経を抜くのは若い女性の方が担当でした。何か歯間ブラシのようなものを削られた奥歯の根元に挿して抜きます。一回て終わると思っていたんですが、何度も繰り返されました。その頃、我慢することが男らしいみたいなところがあって必死に耐えていました。回数を重ねるごとに痛いというより強力な刺激が頭の中で炸裂する感じになってきます。回数も10を超えた辺りで目の前が真っ暗になって気を失ってしまいました。異変に気付いたベテランの衛生士さんが「どうしたの?」と聞いてきました。「なかなか取れなくて何度もやっていると意識を失くしました。」と担当の方。ベテランさんは、私を少し休ませた後「見てて!」と言って一発で神経を抜きました。その時は痛みは感じない状態でした。治療が終わって帰る時に、若い衛生士さんが「朝ご飯食べてきましたか?」と私の失神が貧血だと疑った感じで聞いてきたのを覚えています。以降それ以上の痛い思いはないです。
親知らずの抜歯
二度目は、20年位前になりますが社会人になって親知らずが変な生え方で出てきました。虫歯になったということもあり知り合いの歯医者さんに親知らずを抜歯してもらうことにしました。上2本は難なく抜けて右下の時に悲劇が起きました。麻酔をしてペンチでしっかりと掴んで抜こうとしてもなかなか抜けません。その先生の太い腕が小刻みに震えています。私の頭を押さえる力も強くなっきます。でも抜けません。「根元が隣の歯に引っかかっていて抜けないみたい。」と言って一旦中断しました。再度レントゲンを撮って歯の根元の状態を確認し、歯を分割して抜くことになりました。その時は麻酔をしていたの神経を抜く時ほどの痛みはなかったですが、麻酔が切れてから腫れと痛みが出てきました。右下の抜歯が困難だったので最後の左下は取り止めにしてもらいました。
しかし「親知らず」の存在って不思議ですね。進化の過程でこんな不要なものが出来るおでしょうか?固いものを食べなくなったから顎が退化して一番奥の歯が変な方向に生えるとありますが、中途半端に退化してほしくないです。
今回の抜歯
今回抜く親知らずは、最後の左下です。歯医者さんには痛くないようにお願いしています。失神した事もあることも伝えています。まぁ失神するようなことはないとは思いますがスムーズに治療が終わることを祈っています。
歯の健康
私の歯は、ほとんどの奥歯が治療されています。小学校から大学にかけて出来た虫歯のためです。子供のことの甘いお菓子を食べていたからだと思います。今はキシリトールガムなどがありますので子供たちは昔より虫歯になりにくいのではないかと思います。(不思議なことに歯科医院の数は増えているように思いますが)お口と体の健康に関して多くのことが明らかになってきています。遅いかもしれませんが、歯は大切にしたいと思います。
近年、さまざまな研究結果から、歯周病が多くの疾患に影響を及ぼし、その発症や進行のリスク因子になることが明らかにされています。