特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
私の青春の一冊と言えば、村上春樹著『ノルウェイの森』です。
実は、この本は自分で買ったのではなく当時付き合っていた女性から借りて読んだものした。もともと恋愛ものはあまり読んでいなかったというのもあってか、登場人物の女性のあいまいな葛藤が理解できずもやもやした気持ちで最後もで読みました。
『なんでこの本が面白いんだろう?』
と彼女に対して理解不能になったりしていました。本の世界と現実の世界で若い私に男と女の心の距離感というものを考えさせた一冊でした。
その後10年くらいの時がたち、ふと書店の本棚で本書が目に止まり再読しました。あのころとは違う思いでこの切ないく若い恋愛ものがたりを静かに読み終えることができました。
これが私の青春の一冊です。 ※死ぬ前にもう一度読むかもしれません