WBS(ワールド・ビジネス・サテライト)で今「特定保健用食品」より「機能性表示食品」の方が売り上げが伸びているというのを放送していました。「機能性表示食品」って何だろうと思い調べてみました。
「機能性表示食品」って何?
消費者庁がわかりやすい資料を作成していました。
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin1442.pdf
●「機能性表示食品」は、事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに 機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品です。
●商品を買う前、摂取する前に、商品に表示されている注意書きや消費者庁の ウェブサイトに公開された情報をしっかり確認してください。
「特定保健用食品」(トクホ)は、国が審査を行い消費者庁長官が認可します。一方「機能性表示食品」は、事業者の責任において科学的根拠を表示した食品です。根拠となったデータを消費者庁に届け出すればいいようです。
届出された情報
届け出された情報は、消費者庁のサイトの「機能性表示食品制度届出データベース」で確認できるそうです。(※AM2:00~AM4:00は定期メンテナンスだそうです。)でも、今はまだ運行していないようです。「該当するデータがありません」が表示されます・
平成27年度に届け出られた情報は、届出データベースにデータ移行中のためこちらだそうです。
届出データベースの試行
「ウェブサイトの情報をしっかり確認してください。」とありますので、江崎グリコのビフィックスという商品で試してみます。
「機能性表示食品」の表示がされています。
裏面には、説明も入っています。商品のサイトにも同様の説明がされています。
グリコのサイトを観てみます。届出番号が表記されています。
上記サイト記載の届出番号「A66」を消費者庁のページから探します。
下にスクロールすると「A66」がありました。
資料は、「一般向け公開情報」と「有識者等向け公開情報」に分かれています。
「有識者等向け公開情報」は、「基本情報」、「機能性情報」、「安全性情報」が公開されています。
一般向け公開情報を開いてみます。
http://www.caa.go.jp/foods/pdf/A66-ippan.pdf
留意した点を抜粋します。
(1)機能性の評価方法
最終製品ではなく、機能性関与成分に関する研究レビューで、機能性を評価 している。
(2)当該製品の機能性に関する届出者の評価
⑤主な結果: 該当した 2 報の研究は、いずれもビフィズス菌 BifiX を含む食品を摂取す ると腸内環境の改善効果(腸内ビフィズス菌数の増加)および便通改善効果 (排便回数の増加)が見られることが報告されていた。
ビフィズス菌が腸に生きたまま届き、増加するようです。
こんな感じで「機能性表示食品」の情報が閲覧できます。「有識者等向け公開情報」を見るとより詳しい情報が確認できます。
販売開始前の商品もありますのでチェックしておくのもいいと思います。
最後に
「機能性表示食品」商品は「トクホ」より認可のハードル低いため、これから増えてくると思います。
ただ、企業側に責任においてのデータって信用できるのかな?と思う方もおられると思います。(先日のある大手企業がデータ改竄したという大きなニュースがありました。)そういう方は、公開データを閲覧すればいいですね。
「機能性表示食品」を常時摂取する方も検証情報なども記載されているので確認した方がいいです。
何だか健康情報が溢れまくってきてますが、自分自身の安定した健康習慣を身に付け楽しい日々を過ごしていきましょう。